新しいスタイルの葬儀として生まれた一日葬の流れ

終活という言葉や概念があっと言う間に広まったように、どうやって人生を締めくくるかということは本人だけではなく残される人にとっても大きなテーマです。葬儀の在り方もどんどん変化していますし、新しいスタイルが提唱されるようになっています。これからもその流れは続いていくのではないでしょうか。一日葬も、その流れの中で生まれた今までにない葬儀のスタイルです。

簡単に説明すると、通夜をスキップして告別式と火葬だけを執り行うというものです。火葬だけしか行わないスタイルも広まっていますが、それだと故人と分かれるための心の準備ができないまま遺骨になってしまうのが寂しく感じるという人や、遺族たちが最後のお別れの時間を充分持てないという意見もあったのでこのようなスタイルが求められるようになったのです。また、派手な葬儀やたくさんの人を呼ばずにこじんまりとした式を行いたいという人にも好評なスタイルです。一日葬の流れとしては、納棺をした後に会場へ寝台車が故人を送り届けます。

会場で告別式を行った後にそのまま式中初七日も行ってしまえば、改めて初七日をしなくても済みます。式中初七日まで終わったら、また寝台車で遺体を運んで、今度は火葬場に向かいます。火葬をする時に僧侶にお経を読んでもらうこともできます。一日葬にしたい場合は対応してくれる葬儀会社に依頼すれば遺体の安置から火葬まですべてパックセットとして行ってもらえますし、法事などのこれからの相談にも応じてくれます。

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