葬式用の数珠をどうするか

仏式の葬式に参列することになった場合、数珠が必要なのか悩んだ経験がある方は多いものです。ご自分が(ここではあくまで参列者の立場ですが)仏教の僧侶であったり、「一般人」であっても意識して仏教の特定の宗派を信仰している場合にはご自分の宗派で使う数珠を持って参列します。また実質的には特定の宗教宗派の信者ではなく、実家や嫁ぎ先など「家の宗教宗派」としての何らかの仏教の宗派の形式のみの信者である場合、その宗派で使う数珠をもし持っているならそれを使います。数珠を持っていない場合、100円ショップなどでも最もスタンダードなデザインの数珠が購入できますので、そろそろ準備しておくのも良いでしょう。

この数珠は、基本的に日本の仏教のどの宗派の葬式でも使えます。日本の仏式の葬式用の「一般人」向け数珠は、信心用の道具というよりはマナー的しきたり的な意味で持つ持ち物という側面が強いので、持っておいて損はありません。神道やキリスト教諸派の信者(意識して信仰している方、家のしきたり上形式のみの信者である方共に)の場合、信仰する宗教が異なるため数珠は持っていないという方が少なくありません。意識して仏教以外の宗教宗派を信仰している方の場合には、例え仏式葬儀に参列する場合でも数珠を持たない方もいます(その場合には宗教上の理由があるため、マナー違反とはされません)。

ただ、形式的な信者である場合には、(先述のように日本の仏式葬儀用の数珠は、仏教信仰のためというよりマナー上の理由で持つ持ち物という側面が強いため)仏式の葬式に参列する場合に備えてスタンダードタイプの数珠を準備している方もいます。

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